4th room

'05/08/29開設。本名による文系ブログと使い分けて、こっちは時事・政治問題を中心に。
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3月に亡くなった鈴木ヒロミツ氏が、ガン告知を受けてから死の数日前までつづった日記が、刊行されるのだという。死の恐怖が、書くことをつうじて緩和された、というのはありえる話で、そういう意味では今後、そういう死につつあるひと(余命日数を告知されたひと)だけが証明書付きで初めて入会を許可されるソーシャル・ネットワークもありうるだろう、と皮肉でも何でもなく(というのも私こそそうした人種でありえるからだ)書いておく。が、それと、旬を過ぎた芸能人のまで、そうしていちいち刊行する出版の世界のことは、別問題である。そういうので儲けたいか。あの名著『死の瞬間』ではないが、書けなくなる瞬間(正確には閾〔いき〕ですね)については少々興味があるからペラペラ頁を繰ってはみようかと思うけれど、まさか買うような代物ではない。そんな暇(というよりもお金かな?)があるのだったら、あなたより早く死ぬ親や、自分自身の、死に向かう日々のことをいまから思うべきである。
と、上のような感傷的なニュースと相前後して、筑紫哲也氏(このブログで何度も悪口を書いているから敬称は略したいが上段で他の人間に使っているので今日はこれで)がニュース23で、肺ガン初期の告知を受けたことを告白したらしいことを、知った。そのあと、TBSの公式サイトでそれが明かされた多事争論のコーナーの2分弱の映像も見た。が、「ガンにうち克つ」(だっけ?)といったコーナーでこの病の現代的問題を扱っていた当人がガンになりましたが、私もがんばってきます(しばらく療養のために休んで元気に復帰します)と、それはもう平凡以前の告白である。
西部邁氏がかつて某著で記したとおり、闘病記(昨夜の筑紫氏はカメラに向かって話すことでその初日分を「執筆」したのである)とは、「自分の病気との闘いが世間から感心されることを期待し、そうなることによって自分の死に意味を与え」るものにすぎない。このあとに続く、「特別者だけは闘病記の公表を通じて死の不安・恐怖を小さくすることができる。大方の人々は、そういう機会に恵まれず、たとえば裏町の薄汚い病院で貧しい家族だけに見守られて、人知れず死んでいく」という部分を引くと、西部はずいぶんおセンチな議論を展開していると思われるかもしれないが、数行空けて記される「人間が死にたいして抱く不安・恐怖は、基本的に平等である。しかも、死は人生の些事ではなく、まさしく決定的な出来事である。[中略]著名人の闘病記の公表は、その死における平等性を乱すという意味で、道徳的には認め難い」の、〈道徳〉の語の適切な使用によって、ジャーナリストなんだからこの自分の闘いを告知し、その経緯をきちんと伝えなきゃ、という勘違いに向けられることがふさわしい、剣〔つるぎ〕のような言葉となる。
まあでも、筑紫と似たようなものである鳥越俊太郎も同じように闘病を誇っていたし、あの小田実なんかも先日、手術はしないで化学療法で生き延びる風の声明を出していて、こういう輩がメディアをけっきょく利用しちゃっているのだと、呆れる。筑紫哲也も、だから告白などせず、ほんとうにしんどくなってきた段階で初めて休んで、戻ってこず、そうして死んでから「実はガンだったのか」となったら、カッコよかったのに。
[追記] 本文中では今回は敬称を付すといっているのに、タイトルにはそれがない。本音が出てしまったというべきだろうから、訂正せず、矛盾を矛盾としてさらけ出しておく。ちなみに、「何度も悪口を書いている」と書きながら、いつ何にまつわってなのか、すぐ思い出せないので自身で読み返してみると、2005年9月6 日('06年は何も書いていないも同然だからもうずいぶん前の話だ)に「筑紫哲也はあまりに悪質である」(カテゴリは「メディア」)という題のが、まずは見つかった。例の参院選「小泉劇場」の際の偏向報道批判への、選挙期間中の批判で、結果が判明してからの「敗因」分析は同16日に「政治」カテゴリでおこなっている。ところが今次、世の中のブログを眺めみると、――もちろん「いい気味だ」風の批判もあるが――テレビでガン告白する勇気を称え、元気で復帰を、と願う「論調」がいかにも多いのには、呆れかえるほかない。だから民意とは、その程度のものなのだ。
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2007.05.15.Tue 10:05 | メディア | trackback(0) | comment(6)
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最悪なコメントだと思いました。
読んで損をした。
URL #- | 2007.07.30 05:15 | edit?
本人の苦しみ、家族の気持ち、考えたことがあるんですか?
私はいつまでもわすれません。
URL #- | 2007.07.30 10:14 | edit?
何をどう思うかは自由だけれどブログは自分だけの日記ではない。わかったようなことをブログで偉そうに語ってる奴は単なる卑怯者
URL #- | 2007.07.30 12:36 | edit?
一体どういう人なんですか?
人間性を疑ってしまいます。
筑紫さんだけでなく、一生懸命闘病されている方々に対して
本当に失礼です。
URL #- | 2007.07.30 12:39 | edit?
あなたの他のタイトルだけしかもう見ませんが、そういう人間なんだ、とあなたの方こそ言われて当然。自分をバカで卑劣で悲しい人間だと思いませんか?
私は先日、癌の告知を受けました。金持ちだからとか貧乏だからとか関係なく、一生懸命生きる道を人は探すんです。なんとか自分の体に良い事をしたら、悪い細胞がなくなってくれるんじゃないか、って思って自分に一番良い道を探すんです。そんな気持ち、人の心を分かると勝手に思っているあなたみたいな人間には分かりませんよね?!当然。
もちろん、あたなみたいな人間はひねくれているから、「生に固執するなんておろかだ。」とか言ってカッコよく死ねる自分なんて物を書き、それをブログで公表し同情されて満足する位しか能はないでしょう。
筑紫さんのコメントは公平で的を得ています。あなたみたいな頓珍漢な見方しかできない人が政治や時事問題を語るなんて、全くできてないのに、よく恥ずかしくもなくブログなんて書けますね。驚きます。
URL #- | 2007.07.30 13:17 | edit?
筑紫さんの主義主張は全く認められません
しかし、このような批判というのもいかがなものか、そう思いますね
URL #- | 2007.08.15 19:18 | edit?




  
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